二つの大問題を解決します
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獣医療において内視鏡が活躍する場面の多くは異物誤飲事故です。
吐き出すことのできない異物はお腹を開く(手術)しかない?
いいえ、ちゃんと技術のともなう内視鏡処置が可能な当院では、開腹せずに数多くの異物摘出に成功しています。
そして、原因不明の嘔吐、下痢、血便の原因を追究する検査としても、内視鏡は非常に有用です。 -
異物誤飲
あなたの愛する動物が異物を飲み込んでしまった。
動物病院に駆け込んだ。
検査の結果、内視鏡で摘出することになった。
そんな時、きっと処置前に獣医師からこんな話をされます。
「内視鏡で無理なら開腹手術になります。よろしいですね?」
そして獣医師からの事後報告
「内視鏡では摘出できなかったが開腹手術で無事摘出しましたのでご安心下さい」
あなたは摘出できた事実にホッと胸を撫でおろす・・・。でも後から冷静になって考えてみた。
内視鏡の技術ってどの動物病院も差は無いのかな?
もし、もっと内視鏡の技術が上手い動物病院なら
開腹せずに済んだ可能性はないのかな?
そう考え始めても後の祭りです。
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技術と経験
当院でも「内視鏡で摘出できなかった場合は開腹手術に~」と事前インフォームをすることはあります。しかしマニュアルのようにただそれを言うわけではありません。
「これはほぼ間違いなく内視鏡で取れるから開腹の可能性はまず無いでしょう」
「これは内視鏡での摘出は不可能だと思います。最初から開腹したほうがいいでしょう」
「内視鏡の必要無いと思います。便と一緒に排泄される可能性が高いので待ってみませんか?」
過去数千件の異物誤飲症例を診てきた経験の蓄積から、内視鏡による勝ち目を可能な限りハッキリと事前にお伝えします。 -
そして覚悟の差
また「他院で開腹手術するしかないと言われたけど、なんとかなりませんか?!」と悲痛な思いで遠くからわざわざ来院される方もいらっしゃいます。
自分の肉親や可愛い子供なら
お腹にメスを入れずに解決できるならそうしたいですよね?
動物への想いも同じくらい切実であること。理解しています。
だから当院で内視鏡を実施する場合
「内視鏡で無理なら開腹すればいいや」という気軽な気持ちでは挑みません。
オーナー様にとって、我々は最後の砦なんだ。
そんな覚悟をもって実施しています。 -
吐き気や下痢が続くとき
もう一つの内視鏡の出番。それは慢性嘔吐・下痢の原因をつきとめる時です。
かかりつけの病院で下痢止めや吐き気止めの治療をしても治らない。そんな時はぜひ当院にご相談下さい。
慢性とはどの程度の期間をいうのか?
三週間を目安にして下さい。その期間を過ぎても症状の改善が認められない場合は内視鏡検査が選択肢に入ってきます。
犬猫の誤飲相談室(飼い主さんのための、異物誤飲情報サイト)はこちら
※当院院長が監修した別ドメインのサイトへリンクします
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内視鏡 症例紹介