STAFFコラム
横浜で犬猫の嘔吐が続く|内視鏡で原因を調べる検査とは
── 「元気だから大丈夫」の落とし穴。慢性症状は静かに進行します。
「最近、吐く回数が増えている気がする」「下痢がなかなか治らない」「食欲はあるのに痩せてきている気がする」
このような症状はありませんか?
慢性的な嘔吐や下痢・血便は、単なるストレスや消化不良ではなく、消化管の炎症やポリープ、腫瘍などが隠れている可能性があります。
横浜市都筑区の港北どうぶつ病院では、内視鏡検査によって開腹手術をせずに胃や腸の状態を直接確認し、必要に応じて生検(組織検査)を行うことが可能です。
本記事では、様子見してよい症状かどうか、内視鏡で何が分かるのか、費用の考え方、来院の目安を分かりやすく解説します。
嘔吐・下痢が続くのはどこまで様子見できる?
こんな症状は注意
□ 嘔吐・下痢症状が三週間以上続いている
□ 食欲はあるのに体重が減ってきている
□ 便に血が混じることが何度もある
1回の嘔吐・下痢であれば様子見可能な場合もありますが、繰り返す場合は注意が必要です。
「元気だから大丈夫」の落とし穴
特に注意していただきたいのが、「元気はあるから大丈夫」という判断です。深刻な消化器疾患は、食欲や元気がある状態でも静かに進行することがあります。
当院の目安として、症状が3週間以上続く場合は内視鏡検査が選択肢に入ってきます。「もう少し様子を見よう」と思ったタイミングが、実は受診の目安であることも多いのです。
内視鏡検査とは何をするのか
内視鏡は、細いカメラを口または肛門から挿入し、胃や腸の内部を直接観察する検査です。
内視鏡で分かること:慢性腸炎 / ポリープ / 異物(気づかないうちに飲み込んでいたケースも)/ 腫瘍 / 粘膜の炎症状態など
さらに、組織を採取する生検(組織検査)を行うことで、炎症なのか腫瘍なのかの診断が可能になります。血液検査やレントゲンでは分からない病変も、直接確認できるのが内視鏡の強みです。
開腹手術との違い
内視鏡は開腹手術と違い、お腹を切らない、回復が早い、身体への負担が少ないという特徴があります。慢性症状の場合、すぐに手術を考えるのではなく、まず内視鏡で診断を行うことが動物たちに優しい選択肢になります。
なぜ「しっかり検査」にこだわるのか
かかりつけの病院で下痢止めや吐き気止めの治療をしてもらったが改善しない。そんなオーナー様が、当院には多くいらっしゃいます。
当院の方針は「診断をつけずにダラダラと先の見えない治療をしない」ことです。必要な検査を行い、原因を特定した上で適切な治療を行う。この姿勢こそが、結果的に動物のストレスと飼い主様の不安を払拭する最短距離だと考えています。
もちろん、すべての症状に内視鏡が必要なわけではありません。「これは精査不要ですよ」とお伝えすることもあります。やるべきことを、手を抜かずに、ちゃんとやる。それが当院の内視鏡診療の基本姿勢です。
内視鏡検査の費用について
「費用が気になる」というご相談は多くあります。
内視鏡検査の費用は、症状や検査内容・動物の種類や体調により異なります。具体的な費用については、お電話(045-620-5550)またはご来院時にご確認ください。
しかし、原因が分からないまま通院を続ける、悪化して開腹手術になるといったケースと比較すると、早期診断は結果的に医療費や身体負担の軽減につながる可能性があります。
なお、当院はアニコム損保・アイペット・ペット&ファミリー損保の各ペット保険に対応しています。
港北どうぶつ病院の内視鏡体制
朝7時から診療:「朝吐いていた」というケースに対応。出勤前にご相談いただける体制です。
救急医療の経験を活かした診断:院長・新井勇人は横浜夜間動物病院(現・DVMsどうぶつ医療センター横浜)の院長を務めた救急医療のスペシャリスト。救急現場で培った「必要な検査は厭わず原因を追究し、迅速に結果を出す」姿勢を日常の診療にも徹底。
麻酔管理の安全体制:内視鏡検査は全身麻酔下で行います。麻酔担当医を置いた麻酔管理体制を敷き、安全性を最優先に実施しています。
受診の目安
以下に該当する場合は、一度ご相談ください。
□ 嘔吐が3週間以上続いている
□ 体重が減ってきた
□ 血便が続く
□ 対症治療で改善しない
ご相談・ご予約
誤飲は、朝の散歩前後や起床後に気づくことが多い症状です。当院では朝7時から診療を行っており、朝の不安な時間帯にもご相談いただけます。
お電話:045-620-5550
再診WEB予約:https://pet.apokul.jp/web/5/reservations/add/
診療時間:7:00〜12:00/14:00〜17:00(休診:金曜日・日祝午後)
アクセス:横浜市都筑区大棚町3004-1(センター南駅 徒歩6分)
駐車場:病院目の前に専用7台分完備